ナースママの徒然草

看護師歴8年、2020年11月出産予定のプレママです。自分の経験を発信していきます。

看護師1年目 新人看護師の年間スケジュール

3月まで学生だったのに、4月から免許を取った瞬間に突然看護師と言われてうれしい反面戸惑った新人時代。新人看護師がある程度一人で動けるようになるまでどんな風に動くのか、年間スケジュールを覚えている範囲でざっくりとお伝えします。

 

4月:まずは物品の位置を覚える、平日勤務に慣れる

入職直後から病院のシステムについて、カルテの使い方について、接遇について等ひたすら説明されます。所属部署も入職後に伝えられました。1週間程度会議室みたいなところでオリエンテーションをしました。

次の週からは配属された病棟でのオリエンテーションがありました。病棟のスタッフ紹介、物品の位置、病棟の構造、休憩室やロッカーの使い方、業務の一日の流れ等沢山説明されました。ひたすらメモを取りました。徐々に先輩とケアに入ったり、日々の受け持ちの患者さんがついたりしますが、病院や病棟独自の看護技術チェックリストがあるのでそれに合格しない限りは1人で何か業務をすることはないです。新人担当の看護師がついて、1日の行動計画を発表したり適宜報告したりと学生の実習とやることは似ています。大まかな1日の業務は大体決まっているので、繰り返して慣れましょう。

新人は、4月は土日休みでカレンダー通り勤務でした。

 

5月:ゴールデンウィークは思いっきり遊ぶ。土日勤務に慣れる

カレンダー通り勤務なので、もちろんゴールデンウィークも休み。看護師になって最初で最後のゴールデンウィークを満喫できる期間になるので、1か月の疲れを発散させるために思いっきり遊びましょう。

早ければ、5月の下旬頃から土日勤務に入る人が出てきます。病棟勤務だと、土日祝日は入退院や検査が基本的に無いためスタッフの数が少ないです。その分、受け持ちの人数が増えたり少ない人数で病棟業務を回すようになります。なので、平日とは業務の内容が若干異なるため新人は慣れてきてからフォロー付きで土日勤務を開始するようになります。

 

6月:夏のボーナスでモチベーションを上げる

やっと平日勤務に慣れてきたのに、土日勤務も始まりことが増えて勤務も徐々に不規則になってきて余裕がなくなってくるかもしれません。国立病院機構の職員は、ここでボーナスがもらえるのでモチベーション高めていきましょう。

※病院によって4月入職だと夏のボーナス査定に日数が足りていないので貰えないところがあります。

病院ごとに夏季休暇を6月~10月で取るように言われるところが多いので、夏休みの予定も徐々に考えていきましょう。

 

7月~9月:ひたすら日勤業務に慣れる

平日や土日祝に限らず日勤業務に慣れてきて少しずつ余裕が出てくる頃なので、出来る技術をひたすら増やす。

 

10月~12月:そろそろ夜勤開始

入職後半年間は、正社員だけど試用期間になっているため仕事も定時で帰れるように調整されていることが多いです。10月からは試用期間も終了し、できることも増えてきたので夜勤の開始時期を検討される時期です。10月から12月までの間に夜勤の練習を数回して、その後独り立ちになります。(独り立ちしても、ペアの先輩がフォローしてくれます)

 

1月~3月:看護師として一通りの勤務や業務ができるようになる

夜勤も始まり、勤務がもう土日も関係なければ日勤夜勤もごちゃまぜで不規則になります。覚えることもやることも多いのに寝不足で疲れもたまってきてストレスもここら辺がMAXになってくるかと思います。(私は実際病みました。)爆発する前に、息抜きもしましょう。

4月からは、新しい新人が入ってきて先輩の目が少し離れる分仕事も責任も増えますが気持ちは少し楽になります!

 

かなりざっくりですが、新人看護師の1年間はこんな感じで過ぎていきます。

実際に夜勤で起きたことや経験談は別の記事で書いていきます。

 

新人看護師は、病棟での業務とは別に疾患の勉強や看護技術についての勉強、院内研修の課題、看護技術の実技試験(採血・輸液ポンプの使い方、サーフロー留置等)をこなさないことが多いので実際は1年間あっという間ですが心身ともにかなり辛いです。

なのに、先輩たちが怖いと尚更辛いです。実際、私が新卒で入職した病院は理由は色々ありますが1年間で半分くらいの新人が辞めました。私も1年目は今となってはいい思い出ですが絶対に戻りたくないです。

向き不向きがあるので、心を病んでまで頑張れとはいいません。環境を変えるのも一つの手段です。でも、頑張った先に素敵なことが沢山見えてくるのも事実です。

辛いとき、励ましてくれる人はとても大切です。家族や友人、恋人はもちろんですが、私は色んな先輩たちに「1年目の同期は一生もの」と言われました。実際沢山一緒に努力して泣いて励ましあいました。一番つらいときを一緒に過ごしてくれた同期はいわば戦友です。私も看護師になって7年になり同期とは働いているところも住んでいるところも違いますがいまだに仲良しです。

 

色んな人と協力して、新人時代の1年間乗り切りましょう!