看護学校3年生 看護学生の就職活動
看護学校での思い出をまとめると、
バセドー病になって留年しかけたり、朝まで遊びまくったり、ひたすらお酒を浴びるように飲んだり、合コンに参加しまくったり看護学校での3年間は私の人生の中でとても濃いものになりました。かなり忙しい年間でしたが、遊ぶ時間もちゃんとあります。
学校生活3年間の集大成として看護師国家試験がありますが、その前に先に就職試験があります。
☆看護学生の就職活動
就職先は、専門学校が国立病院機構の系列だったので私の1つ上の先輩までは基本的に同じ系列(とくに、実習先の病院)に就職するように先生に言われていました。
(推薦で専門学校に入学している人、奨学金をもらっている人は必ず系列病院に就職するよう約束されているようでした。)
私の代では病院の経営の関係で学生をとれないとか色んな事が重なり、都立や私立の病院に就職する同級生が出てきました。私の後輩たちも色んな所に就職しているようなので、今は就職先はそんなに細かく言われないのかもしれません。就職する人もいれば、助産師を目指すために進学する人もいました。
私は系列病院に就職したので、一応就職活動もありますが正直就活はかなり楽でした。
面接でも、思い出に残った実習について聞かれたりどんな看護師になりたいのか聞かれたり、小論文も一応ありましたが書けたのかかけてないのかわからないような内容でも受かりました。(成績関係なく、就活で第一希望に落とされた同級生は誰もいませんでした。)
だからと言って、どこでも適当に受ければいいというわけではありません。
例えば、専門性が高い病院(高度救急救命センターがあるところ、ドクターヘリを持っているところ、専門的な病棟を持っているところ)は人がかなり集まるので新卒は取るけど中途や異動は基本的に受け入れませんというところもありました。
(※国立病院機構は全国に病院があるため、空き状況にもよりますが異動の希望があれば給与等待遇が変わらないまま病院の異動をすることが出来ます。)
もし将来なりたいものや、やりたいことがある人は、新卒の時に専門性が高い病院に入ったほうがいいです。もちろん、専門性が高ければ高いほど仕事はきついし辛いことも沢山あると思います。
でも、中途で新しい環境に飛び込む方がかなり勇気がいります。
私は看護師5年目で転職しましたが、その際に先輩たちから仕事がきつくてやめたいと思っているけど自分も同級生たちも同じ系列で働いていていてほかの病院を知らない。きついけど経験年数を積むと待遇とかもいいのを考えると外にでる勇気がない。という話をされました。(国立病院機構の看護師は公務員試験は受けていませんが、準国家公務員という位置づけになるため病院によって多少違いますが給与形態や福利厚生が公務員と似ています。)
最初だからこそ色んな選択肢があると思うので最初は妥協せずに色んなことにチャレンジしてほしいです。
認定看護師や専門看護師について気になっている人は、特定分野(特定の病棟)での実務経験が受験するために必要になるため、それも踏まえて病院や病棟選びをしてもいいと思います。
選ぶ基準がわからない人は、色んな所の病院見学に行って病棟の雰囲気を見て決めてもいいのかなと思います。
また、希望の病棟がある際に注意してほしいのは
・1年目から配属させてもらえるのか
→私の友人は救急救命センターでの勤務希望でしたが、病院によっては1年目からの配属は出来ないので最初はICUで勤務して何年間か経験を積んだら異動の希望が出せる等病院のルールがあったと言っていました。
・どこまでの処置をするのか
→例えば、一概にICUで働きたいと言っても病院によって対応できることが違います。かなり専門的な機械を使ったりするところもあれば、一般的な治療は出来ても設備の関係で専門的な治療は出来ないところもあります。私の後輩は、一度就職して3年目にもっと専門的なところで働きたいと転職していました。
また、私が転職した病院では転院になった場合看護師がついて行って対応してました。
・勤務時間
→夜勤が2交代なのか3交代なのか、定時は何時なのか等病棟によって異なります。
2交代と3交代はかなり向き不向きが分かれると思います。
私は新卒から5年間3交代の病棟で勤務し、その後2交代の病棟に転職しました。
その経験だけで簡単に比較すると(赤がメリット、青がデメリット)
◎3交代
・一回の勤務時間が短い(8時間)
・準夜勤務は看護師3人、深夜勤務2人なので準夜勤の時は勤務者が多いのでフォローしてもらえる
・準夜勤務だと、消灯後数時間で帰れるので夜の病棟が怖いビビりな私は準夜勤務が好きだった。(ホラー映画もみれないので、暗い病院が単純に恐怖だった)
・日勤・準夜・深夜で色んな組み合わせの勤務ができるためちょこちょこ病院に行っている気がする。まとまった休みが少ないと感じる。
・準夜勤の対応が微妙だった場合、その影響をもろに受ける
(例えば、寝れないという患者さんに対応されてなくて深夜帯ずっと起きてるとか)
・3交代は基本的に日勤→深夜がセットなので日勤後に仮眠して深夜に出勤します。日勤が必ず定時で終わるとは限らないので、仕事が長引けば夜勤までの時間が短くなり仮眠時間も短くなるため寝れなかったり寝坊への恐怖が強いので私は寝れなくてつらかったです。
◎2交代
・夜勤の後は連休がもらえる(明けと休みがつくので最低2連休つく)
・患者さんが寝る前から起きるまですべて見てるので、夜間の対応がしやすい
・ロング日勤や遅番の看護師がいることもあるが途中で帰ってしまうのでそれぞれ役割があり、夜勤の看護師は基本2人なので、苦手な先輩と勤務一緒だと辛い。
(病院によっては看護師のほかに夜勤に介護士さんがいたりすることもある)
・勤務時間が長い
病棟によってロング日勤、早番、遅番等色んな働き方があるのでその分勤務もかなり不規則になります。私が3交代で勤務していたところは準夜か深夜の分け方でした。
新人の時は、看護技術とか業務とか先輩と一緒じゃないとできないことや、やっちゃいけないことも多かったので仕事がなかなか進みません。なので、3交代で1回の勤務時間が短い方が精神的に楽でした。仕事に慣れてきたり、一人でできることが増えてからは勤務も単純な分2交代のほうが体は楽でした。
・病院の立地
→寮はあるか、通いやすいか、駅からの距離はどうか。
私が新卒で就職したところは、駅から徒歩30分くらいの距離で基本的にはバスを使っていましたが、電車の遅延やバスの遅れ、混みすぎてバスに乗れないことが何回かあり遅刻しそうになって焦った経験があります。また、仕事帰りもバスの関係で帰宅時間がかなり遅くなったりすることもあったので、立地はかなり重要かと思います。
あくまで個人の意見のため、感じ方は人それぞれちがうかと思いますが参考程度にしていただければ嬉しいです。